「メルカリ呪物の裏側」──魂結びの灯 天響除霊師ルミアをめぐる客観的考察

最近、メルカリやフリマには「呪物」「祈祷済み」といった名目の商品が多く並んでいます。
その中で、除霊師ルミア氏が「偽物を暴く」という趣旨のnoteを公開していました。
除霊師ルミア氏はメルカリ上では 魂結びの灯 天響除霊師ルミアとして活動されています。

note記事:「メルカリ呪物の裏側──除霊師が暴く本物と偽物」

一見すると正義感ある注意喚起のように見えますが、冷静に読み解くといくつかの 一貫性に疑問が残る点が見受けられます。
今回はその内容を整理してみました。

① 他者を「安物転売」と批判しながら、自分も同じ手法を採用

ルミア氏は「安価な民芸品を仕入れて“特級呪物”として高額販売するのは偽物」と批判していました。
しかし実際には、ルミア氏ご自身も数千円の民芸品や卓上ランプを「特級呪物」として販売していたケースが確認されています。

昭和レトロ 茅葺き 藁ぶき民家 卓上ランプ 古民家 ミニチュア

商品画像の比較例
Yahoo!フリマで2025年8月18日に取引終了
商品画像の比較例
仕入れからわずか2日で祈祷済みとして出品された点は、
読者にとって疑問が残る部分でしょう。
商品画像の比較例
現在は確認できません。


この点だけを見ると、 「他人の転売=偽物」「自分の転売=本物」という基準が曖昧に映ります。
要するに、 「偽物は他人、本物は自分」という自己都合の論理展開に見えてしまう可能性があります。

② 「霊的にあり得ない」と断言する根拠が主観的

ルミア氏のnote内では、

といった断定的な表現が見られました。

ただし、これらの根拠はあくまで 個人的な霊感基準に基づいており、客観的な検証や第三者の裏付けは示されていません。
そのため「読者がどう受け止めるか」で評価が分かれる余地があります。

③ 「水子供養の商品化は冒涜」としながら、自分は祈祷を商品化

ルミア氏は「水子供養を商品化するのは霊的冒涜」と批判していました。
一方で、ご自身は「祈祷」「宿り」といった行為を商品化して販売しています。

この点は、 「自分のやり方は正しい/他者のやり方は冒涜」という線引きが十分明確でないように映ります。

④ 「霊格ランクは存在しない」と言いながら「特級呪物」を販売

ルミア氏は「SSS級」「最上位」といった肩書きを否定しています。
ところが、自身の商品タイトルでは「特級呪物」という表現を使用。

「ランク付けは虚偽」としつつ、自らも類似のランク表現を用いる点は、 読者にとって一貫性を欠く印象を与えかねません。

商品画像の比較例
霊格にランクは無いといいつつ、大量の特級呪物を出品中。

⑤ 「演出を批判」しながら、自分も演出を用いている

ルミア氏は「オーブ写真は反射や加工」「神社風の演出は本物らしく見せるための工夫」と批判。
しかし、ご自身の出品写真にも神社風の背景や小道具が確認されます。

この点も「他者には批判的、自分には寛容」という構造に見えてしまいます。

商品画像の比較例
オーブ写真は不自然と自身で言っておきながら・・・疑問に残ります。
画像はイメージイラストです。実物は出品ページをご確認ください。

⑥ 結論は「私こそ本物」という営業的ニュアンス

最終的にルミア氏のnoteは、

といった感覚的な表現で締めくくられていました。

これは検証不能であり、 「私の商品は本物です」という自己アピール的にも感じられます。

まとめ

ルミア氏の発信は、一見「偽物を暴く注意喚起」に見えながら、実際には

という構造に映ります。

要するに、 「偽物は他人、本物は自分」という自己都合の論理展開になっている可能性があります。
読者にとっては「注意喚起」と「営業色」の境界があいまいに見える点が課題でしょう。